1、型紙を作る

 

これが一番時間かかるかもしれません。

私は聖書の大きさ+縫い代5mmで作成していますが、

はじめは縫い代8~10mmがいいかと思います。

 

まずお手持ちの聖書の寸法を測ります。

縫い代をプラスして画用紙で型紙を作成します。

 

本体と、本を引っ掛ける部分、ファスナー部分の3つを作成します。

ファスナー部分は本の厚さとファスナーの幅を考慮に入れながら決定します。

 

写真ではわかりづらいかもしれませんが、表紙を入れる部分は本体よりも一回り大きく作っています。ぴったりサイズだと、接着するときの微妙なずれでぴったりにはならなくなってしまうので、2ミリほど大きめに作って、接着後にカットするようにしています。

2、裁断する

 

 型紙に従って、革に銀ペンで印をつけていきます。

銀ペンの内側を革包丁で裁断していきます。

ちなみに銀ペンは消しゴムで消すことができますが、跡は付いてしまうので注意。

 

3、床面を洗う

皮の裏面を床面。表面を銀面といいます。

皮の裏側は毛羽立っていて、そのまま使うとボロボロとこぼれてきます。

そこで、トコノールを使って固めます。それを床面を洗うといいます。

 

いろいろな方法がありますが、

実は、床面を洗うのに、トコノールを使わないで水だけで行う方法があります。

固く絞った塗れた布で円を描くように床面を磨いていきます。

 

私の場合は、まず水で床面を洗ってから、

トコノールで磨いています。

 

トコノールは塗りすぎ厳禁です。

水で少し薄めてもいいかもしれません。

全体的に塗り、磨いてから乾かしましょう。

 

布ではなく、ガラス板を使って磨く人もいます。

 

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