手縫いのこだわり

 

なぜ手縫いなのか・・・

せっかく気に入っていたものでも、糸が解けて使えなくなってしまった。

という経験はないでしょうか。

手縫いは長く使用していくと、その丈夫さがわかります。

特に、経年変化する革は10年以上使ってもらい、

親から子に受け継がれるようなものです。

長く使って欲しいので、手縫いにしています。

 

●メリット

丈夫であること!!

  • ミシンより糸が太い(4本縒りの糸を使用)
  • 橋印の高級麻糸を使用し、糸にロウを塗りこんでいます。
  • 修繕可能(ミシンで塗った場合、どこかが切れると、糸すべてが解けてしまいます。また、同じ穴に糸を通すのは不可能なので修繕はできません。それに比べて、手縫いは太い上にロウが塗りこんであるので切れにくく、ほどけにくい。また、仮に切れたとしても、同じ穴に針を通せるので、修繕が可能です。)

      

 

●デメリット

とにかく縫うのに時間がかかります。

  1. 接着面をやすりで磨く。
  2. 縫うものを接着剤で貼り付ける。
  3. 穴をあける位置をネジ捻でマークし、菱目打ちで穴を開ける。
  4. 糸にロウを塗りつける。
  5. 一針縫うごとに、ぎゅっと締める。

布の手縫いと違い、一度に多く縫ってから後でぎゅっと締めることができないので、とにかく時間がかかります。また、あまり長い距離を塗っていないようにみえますが、普通版聖書カバーの場合は全部で180センチ。参照資料付き聖書カバーは全部で260センチの距離を縫っています。カバンができてしまう距離ですね。

ミシンで縫えばあっという間の距離なのに・・・

 

それで、手縫いで作られた鞄などは一つ10万円を越えるような

高級品として売られています。

 

作業に慣れると完成度は高くなりますが

なかなかスピードアップはしない・・・

でも黙々と縫うのは割と好きです。

 

ステッチが白なので、だんだんと汚れてこないかという問い合わせがありました。

糸にロウ塗ってあるため、撥水性があり、

汚れに対してある程度のコーティングになっています。

そのため、部分的にすぐに汚れてしまうということはあまりないかと思います。

 

もちろん、徐々に真っ白ではなくなると思いますが、

これは計算されたメリットでもあります。

革が経年変化して深みのある色になるのに、

ステッチがきれいな白色のままでは逆に目立ちます。

使えばおのずと白のステッチも革に合った色になります。

レザークラフト製品に白のステッチが好まれるのも納得ですね。

 

jwcover.comでは白色のほかに、同系色、キャメル、レッドブラウン、レッド、ブラウン、ダークブラウン、ネイビーの糸をご用意しております。ブラックはございませんが、ダークブラウンは黒色に近く、また革に合った色となっています。

 

革と糸の組み合わせパターンはかなりの数になりますね。お悩みの場合は飽きがこない同系色をお勧めいたします。当店所有の糸であればご希望の糸でお作りすることができますので、ご希望の方は注文ページの備考欄にてご希望の糸をご記入ください。

 




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